真面目に不マジメな絵のサイトはリンクからどうぞ。
ここに書いたつもりでいましたが、まだ書いていなかったと今日気付きました。
展示お知らせの掲示板をご覧になった方はご存知と思いますが、
4月25日から銀座三越でのグループ展に参加します。
「マイ・ファースト・アート」
2012年4月25日(水)~5月1日(火)
銀座三越8階ギャラリー
初めてのデパートですドキドキ。。。
出品作品は先月のSHINSEIDO SELECTION vol.2に出品していました
「阿弥陀の行方」と「はるをまとうと」です。
今日は展示前に作品についてちょろっとお話ししてみたいと思います。
まず、「阿弥陀の行方」。
新生堂HPで見られるので、アドレス書いておきます。
http://www.shinseido.com/ex/2012/01/shinseido-selection-vol2-exhibition.html
これはシシャモを描いたのですが、シシャモって売られているとき
口にストローが通してありますよね。あれが縦軸で、シシャモが横軸なんです。
そうですあみだくじです。
タイトルの阿弥陀はあみだくじのあみだ。
なので本当は「あみだくじの行方」なんですけどね。
さてここで阿弥陀如来についてですが↓
阿弥陀如来(あみだにょらい)とは、大乗仏教の如来の一つである。梵名は「アミターバ」、あるいは「アミターユス」 といい、それを「阿弥陀」と音写する。梵名の「アミターバ」は「無限の光をもつもの」、「アミターユス」は「無限の寿命をもつもの」の意味で、これを漢訳して・無量光仏、無量寿仏ともいう。無明の現世をあまねく照らす光の仏にして、空間と時間の制約を受けない仏であることをしめす。(wikipediaより)
ここで私の絵に戻りますが、私の描いている魚は食べるようにスーパーで売られているもので、言ってしまえば死体です。ほとけさんです。ですが私が絵に描くことにより腐りもせず、(干されてはいますが)生きていた時の美しさを残したままでいられるのです。
つまり。
描いたシシャモ=空間と時間の制約を受けない仏=阿弥陀
大塚、意外と考えてる・・・・・!
(笑)
さて、もう一つは「はるをまとうと」。
こちらは写真をアップしていないので言葉で説明になりますが、絵は全体的に白く、下にマトウダイが3匹左を向いて並んでいます。
ちなみにマトウダイ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4
私がタイトルで全部ひらがなのものは、2つの言葉で表せます。
まずは「春をマトウと」。マトウダイと春を迎えてくださいな、って意味です。
もう一つは「春を待とうと」。正確には「春を待とうと並んでます」といったかんじです。
この作品は薄美濃和紙に描いています。パネルに別の和紙を貼り、その上に銀箔を全面に貼り、その上に薄美濃。マトウダイ以外の部分は何もしていないので、和紙の美しさと光によって箔の輝きが隙間から見えてキラキラして見えます。これは雪のイメージ。
そしてマトウダイはそのままの色ではなく、かなり白く、淡い色でまとめてあります。パステルカラーよりも白寄り。マトウダイも見る角度によって色が強く見えたり、白い線描きがはっきり見えたりとします。この絵は見る角度によっていろんな楽しみができる絵だと私は思います。
この絵は2月に描いたのですが、今年は雪がとても多く、この雪が全部溶けて春はちゃんと来るのかい?と心配になるほど降りました。また、311から1年が経つということで、前向きになれるように、少しずつでも前に進めるようにとマトウダイを左向きに並べました。
日本の絵巻、現代の本も大体そうですが、物語は右から左に進むのです。
雪の中でひっそりと静かに、でも前に進もうとしているマトウダイ。
そんなイメージで描きました。
大塚、意外とちゃんと考えてる・・・・・・!!!(笑)
作品についてちょろっとどころじゃなくなりました、すみません。
ですが「作者はこういう考えで描いたのか~」と知った上で見ると、何も知らずに見た時とはまた違った見え方ができて楽しさが増すと思います。
最初にも書きました通りすでにお披露目されたことのある絵なので、今回はお話ししてみました。
こんなに説明しといてあれですが、同時に2作品見られないかと思います。35名の作家が参加しているので。
初デパートなのでわからないことだらけです・・・。
シシャモとマトウダイをよろしくお願いします!
展示お知らせの掲示板をご覧になった方はご存知と思いますが、
4月25日から銀座三越でのグループ展に参加します。
「マイ・ファースト・アート」
2012年4月25日(水)~5月1日(火)
銀座三越8階ギャラリー
初めてのデパートですドキドキ。。。
出品作品は先月のSHINSEIDO SELECTION vol.2に出品していました
「阿弥陀の行方」と「はるをまとうと」です。
今日は展示前に作品についてちょろっとお話ししてみたいと思います。
まず、「阿弥陀の行方」。
新生堂HPで見られるので、アドレス書いておきます。
http://www.shinseido.com/ex/2012/01/shinseido-selection-vol2-exhibition.html
これはシシャモを描いたのですが、シシャモって売られているとき
口にストローが通してありますよね。あれが縦軸で、シシャモが横軸なんです。
そうですあみだくじです。
タイトルの阿弥陀はあみだくじのあみだ。
なので本当は「あみだくじの行方」なんですけどね。
さてここで阿弥陀如来についてですが↓
阿弥陀如来(あみだにょらい)とは、大乗仏教の如来の一つである。梵名は「アミターバ」、あるいは「アミターユス」 といい、それを「阿弥陀」と音写する。梵名の「アミターバ」は「無限の光をもつもの」、「アミターユス」は「無限の寿命をもつもの」の意味で、これを漢訳して・無量光仏、無量寿仏ともいう。無明の現世をあまねく照らす光の仏にして、空間と時間の制約を受けない仏であることをしめす。(wikipediaより)
ここで私の絵に戻りますが、私の描いている魚は食べるようにスーパーで売られているもので、言ってしまえば死体です。ほとけさんです。ですが私が絵に描くことにより腐りもせず、(干されてはいますが)生きていた時の美しさを残したままでいられるのです。
つまり。
描いたシシャモ=空間と時間の制約を受けない仏=阿弥陀
大塚、意外と考えてる・・・・・!
(笑)
さて、もう一つは「はるをまとうと」。
こちらは写真をアップしていないので言葉で説明になりますが、絵は全体的に白く、下にマトウダイが3匹左を向いて並んでいます。
ちなみにマトウダイ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%80%E3%82%A4
私がタイトルで全部ひらがなのものは、2つの言葉で表せます。
まずは「春をマトウと」。マトウダイと春を迎えてくださいな、って意味です。
もう一つは「春を待とうと」。正確には「春を待とうと並んでます」といったかんじです。
この作品は薄美濃和紙に描いています。パネルに別の和紙を貼り、その上に銀箔を全面に貼り、その上に薄美濃。マトウダイ以外の部分は何もしていないので、和紙の美しさと光によって箔の輝きが隙間から見えてキラキラして見えます。これは雪のイメージ。
そしてマトウダイはそのままの色ではなく、かなり白く、淡い色でまとめてあります。パステルカラーよりも白寄り。マトウダイも見る角度によって色が強く見えたり、白い線描きがはっきり見えたりとします。この絵は見る角度によっていろんな楽しみができる絵だと私は思います。
この絵は2月に描いたのですが、今年は雪がとても多く、この雪が全部溶けて春はちゃんと来るのかい?と心配になるほど降りました。また、311から1年が経つということで、前向きになれるように、少しずつでも前に進めるようにとマトウダイを左向きに並べました。
日本の絵巻、現代の本も大体そうですが、物語は右から左に進むのです。
雪の中でひっそりと静かに、でも前に進もうとしているマトウダイ。
そんなイメージで描きました。
大塚、意外とちゃんと考えてる・・・・・・!!!(笑)
作品についてちょろっとどころじゃなくなりました、すみません。
ですが「作者はこういう考えで描いたのか~」と知った上で見ると、何も知らずに見た時とはまた違った見え方ができて楽しさが増すと思います。
最初にも書きました通りすでにお披露目されたことのある絵なので、今回はお話ししてみました。
こんなに説明しといてあれですが、同時に2作品見られないかと思います。35名の作家が参加しているので。
初デパートなのでわからないことだらけです・・・。
シシャモとマトウダイをよろしくお願いします!
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。